原田雅彦氏、不運で失速の小林潤に情感たっぷり「追い風ってどうしようもない」

 男子ノーマルヒル 1回目の飛躍を終え、肩を落とす小林潤志郎=平昌(共同)
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 「平昌五輪・スキージャンプ男子ノーマルヒル・決勝」(10日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 1回目で日本勢4人のうち小林潤志郎が31位なり、上位30人による2回目に進めなかった。直前に風向きが変わりジャンプ競技には不利な追い風を受ける不運に見舞われたが、中継で解説をつとめた長野五輪団体金メダルメンバーの原田雅彦氏は「あの、本当に追い風ってジャンパーにとってはどうしようもないんですよ」と小林潤の心境を思いやった。

 追い風を受けるとジャンプでは地面に押しつけられるような形になり距離は伸びなくなる。小林潤志郎は93メートル、98・8ポイントで2回目に進めなかった。「運も味方にできず。距離出せなかったので納得いかない試合でしたね。上の風がバックだったのでたたき落とされる感じで、最後に風をもらったので、距離伸ばせなかったですね」と悔しさをかみ殺した。

 原田氏は経験者らしく、「ねえ、これ仕方ないですねえ。前の選手も距離伸びなかったですよね。ちょっと嫌な流れだなっていうのも感じてたんですけどもね…」と情感たっぷりにコメント。「本当に追い風ってジャンパーにとってはどうしようもないんですよ。いくらうまく飛んでも距離が伸びないものですから。小林潤志郎くんの悔しいインタビューの気持ちもよく分かるんですけどもねえ。ぜひラージヒルに切り替えてもらって、ぜひ飛んでもらいたいですね」とエールを送っていた。

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