高梨沙羅、ルンビ居ぬ間に…最長不倒連発「スムーズに乗れている」 公式練習

 公式練習を終え、笑顔で記者の質問に答えるスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅=平昌(共同)
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 「平昌五輪・スキージャンプ女子・公式練習」(10日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 悲願の金メダルを狙う高梨沙羅(21)=クラレ=が現地入り後、2度目の公式練習に臨み、1回目で103メートル、2回目で106・5メートルの最長不倒を飛び、いずれもトップ。最大のライバルとなるマーレン・ルンビ(23)=ノルウェー=はこの日はオフだったが、難敵のいない間に、さらなる上昇気配を漂わせた。

 風がめまぐるしく変わる難しい条件だったが、飛距離を伸ばし「1、2本目はまずまず。アプローチから踏み切りにかけて、スムーズに乗れている」と、手応えを口にした。

 3本目は「スタートの合図がよく見えず、もたついてしまって」と慌てて飛んでしまい、98メートルだったが、明らかな失敗ジャンプでも全体3位だった。

 4年前の雪辱を狙う本番は、いよいよ2日後。今季はここまでW杯未勝利と苦しんできたが、明らかに調子は上向いてきている。前日には開会式に出席し「日本代表としてこの場に立てたことを改めて実感させてもらった。こういう場に立てるのも周りの人の支えのおかげ。最後はしっかり結果を残して、恩返ししたい」。決意を新たにし、大一番に向かう。

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