【ロンドン、ニューヨーク共同】31日付の英紙サンデー・タイムズは、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、スイス検察当局がブラッター会長(79)を聴取する方針と報じた。2018年と22年のワールドカップ(W杯)招致に絡む捜査の一環としている。
29日の会長選挙で5選を果たしたブラッター氏は、自身への捜査の可能性を否定している。しかし当局が聴取に踏み切れば、捜査は大きなヤマを迎えることになり、同氏の責任を追及する声が高まりそうだ。
同紙によると、検察がFIFA本部から書類を押収、関係者の銀行口座を凍結し、聴取に備えてきた。