【ベルリン共同】汚職問題に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)が来年2月26日に行う予定の次期会長選挙で、ヨルダンのアリ王子が15日、正式に立候補を届け出た。ことし5月の会長選でブラッター会長に敗れたアリ王子は「FIFAが困難な時期から脱し、再び尊敬される組織になると確信している」との声明を発表した。
次期会長選では、プラティニ副会長が最有力候補とみられていた。しかし、横領と背任の疑いでスイス検察当局から事情聴取されたブラッター会長から不適切な金銭を受け取ったとして、同会長とともにFIFA倫理委員会から暫定的な活動停止処分を受けた。