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長友負傷交代枠なく緊急ポジション変更

 日本-UAE 前半、競り合う遠藤(左)と長友(右)=シドニー(共同)
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 「サッカーアジア杯・準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE」(23日、シドニー)

 日本はアラブ首長国連邦(UAE)とベスト4をかけて対戦した。先制された日本は後半36分に途中出場のMF柴崎岳(鹿島)のゴールで同点としたが、1-1で突入したPK戦で、1人目のFW本田圭佑(ACミラン)、6人目の香川真司(ドルトムント)が失敗し、5人が決めたUAEに敗れた。日本のアジア杯敗退はサウジアラビアに準決勝で2-3で敗れたイビチャ・オシム監督時代の2007年大会以来。DF長友佑都(インテル・ミラノ)が交代枠を使い切った後に右太もも裏を痛めるアクシデントもあった。

 異変が起きたのは延長前半4分ごろだった。中央から左サイドに出たパスを追いかけた長友が不自然に跳びはねるような動きをした後で、右太もも裏を気にし始めた。その後は急激なダッシュができなくなり、持ち前のバイタリティーある動きはなくなった。

 すでにアギーレ監督は交代枠3人を使い切っていたため、代わりの選手を投入できなかった。延長戦が後半に入ったタイミングで長友のポジションである左サイドバックに、右サイドバックの酒井を配置。あいた右サイドバックにはインサイドハーフの柴崎がまわった。長友は攻撃的な位置に残った。攻撃面は目をつむっても決定機を相手に与えないようにする、セオリー通りのポジションチェンジだった。

 本来の動きができない長友を本田、香川、長谷部らフィールドプレーヤー全員がフォローした。その後も決定機はつくったが、ゴールはこじ開けられず。PK戦で力尽きた。

 それでも長友は試合後、堂々とテレビインタビューを受けた。「悔しいです。僕が足を痛めて足を引っ張ってしまって申し訳ないです。交代枠がなかったので、チームの足を引っ張らないようにということでやったつもりでしたけど…」と無念さをにじませた。

 思わぬ敗戦を受け、「W杯でも負けて、アジア杯でも結果を出せず。僕らの実力だったと受け止めて、やっていきたい」、「1人1人の精度、レベルを上げていく、それしかないのかなと思います」と絞り出した。W杯の敗戦に続く2度目の出直しに長友の表情は険しかった。

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