G大阪・遠藤が初のMVP受賞

 ベストイレブンに選ばれた(前列左から)新潟・レオシルバ、FC東京・武藤嘉紀、G大阪・遠藤保仁、鹿島・柴崎岳、(中列左より)G大阪・パトリック、川崎・大久保嘉人、G大阪・宇佐美貴史、(後列左より)浦和・西川周作、FC東京・森重真人、広島・塩谷司、FC東京・太田宏介
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 「Jリーグアウォーズ」(9日、横浜市内)

 Jリーグは9日、年間表彰式の「2014Jリーグアウォーズ」を開催した。

 今年の最優秀選手賞(MVP)には、今季J1に復帰したG大阪を9年ぶりのリーグ優勝に導き、ナビスコ杯優勝などもけん引した日本代表MFの遠藤保仁(34)が選出された。

 遠藤は初めてのMVP受賞となった。

 プレゼンターのレスリング女子五輪金メダリスト、吉田沙保里からトロフィーや賞品、賞金などを授与された。さらに中継したCS放送局から「カリブ海クルーズ ペアの旅」のボードを贈られた遠藤はその後、壇上で次のスピーチをした。

 「皆さん、こんばんは(会場に笑い)。今シーズンに限らず、ガンバ大阪を支えていただいたスポンサーをはじめ、会社のスタッフ、長谷川健太監督はじめ現場のスタッフ、チームメートの皆さんに本当に感謝します。

 それと自分を丈夫な体に産んでくれた両親、何より妻と子どもたちに感謝します。ありがとうございます。

 もう1カ月くらいして35になりますが、サッカーは年齢じゃないということを、これからも証明し続けたいと思います。それとともに、若い素晴らしい選手がいることを自分の中で意識しながら、若い選手たちに負けないように頑張りたいと思います。

 個人的にはワールドカップ・ブラジル大会で悔しい思いをしたので、これからも成長しながら、さらにいい選手になって、チームとしても個人としても、いいパフォーマンスができるようになりたいと思います。ありがとうございました」

 遠藤は鹿児島市(旧桜島町)出身。鹿児島実高から1998年に横浜フリューゲルスへ入団。京都を経て、2001年からG大阪でプレー。日本代表として06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会、10年同南アフリカ大会、14年同ブラジル大会に参加。国際Aマッチ出場148試合は日本歴代最多。愛称はヤット。178センチ、75キロ。

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