イチ、敵地ファンも称えるカッブ超え

 「カージナルス4-6マーリンズ」(16日、セントルイス)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は6試合ぶりに先発を外れ、2点リードの八回の守備から右翼で途中出場。九回の打席は中飛で、打率は・255となった。チームは逆転勝ちで連敗を2で止めた。

 この日は午後1時15分開始のデーゲームだったため、試合前の練習を行わなかったマーリンズ。イチローは6試合ぶりのベンチスタートだったが、いつも通り体を動かすため午前11時半すぎにフィールドへ飛び出した。そこで待っていたのは、チームカラーの赤を身にまとった敵地ファンからの声援だった。

 前夜の試合の第1打席で日米通算4192本目のヒットを放ち、メジャー歴代2位のタイ・カッブの記録を抜いた。一塁上で受けた敵地ファンの祝福を「うれしい戸惑いでしたね」と表現したイチローだったが、カージナルスの広報担当として30年のキャリアを誇るバートウ広報部長も「あのようなシーンは記憶にない。初めてかもしれない」と驚きを隠せなかった。

 同部長の言う「初めて」とは、対戦相手の選手の偉業が場内アナウンスなしに称えられたことだ。「おそらくテレビやラジオ、新聞で知っていたファンがたくさんいたのでしょう。彼らの反応を見てイチローの記録を知った観客がさらに反応して大きくなっていったのでしょうね」。さらに「かつてこのチームでプレーした選手が敵軍の選手として戻ってきた時にスタンディングオベーションを受けることはありますが、今回のようなパターンはなかった」と付け加えた。

 三回の第2打席では、右中間の大型スクリーンに“カッブ超え”を伝えるメッセージが登場した。「対戦相手の節目の記録を大型スクリーンで表示したのは、最近ではケン・グリフィーJr.が通算500本塁打を打った時ですね」。グリフィーが同地で500本目を記録したのはレッズ時代の04年6月20日のことだ。

 「この球場(ブッシュスタジアム3)は06年にオープンしましたから、ここではイチローが初めての選手ということになります」

 カッブの記録を超えた夜、「特別な場所になった」と表現したセントルイス。その気持ちを伝えるかのように、イチローは試合前のフィールドで体を動かす前と後、2回にわたって三塁側スタンドから声援を送り続けたファンのためにペンを走らせた。

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