【NHKマイルC】エンブレム登場
「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
昨年の2歳女王メジャーエンブレムは、圧倒的な支持を集めた桜花賞で不完全燃焼の形で4着。陣営のショックは大きかったが、悔やんでばかりはいられない。前走後は短期放牧で疲れを癒やして4月27日に帰厩。30日に美浦Wで追い切りを行った。田村調教師は「今度はこの馬の持ち味を生かす競馬をしたい」と、本来の積極策での反撃を狙っている。
トウショウドラフタは3連勝でファルコンSをV。萱野調教師は「競馬を使いながら折り合いがつくようになっている」と目を細める。1週前追いは美浦Wで6F78秒0-36秒7-12秒2の超抜時計を計時。距離延長が鍵になるが、引き続き好調をキープしている。
3頭出しの須貝厩舎勢の中で注目はイモータルか。前走の共同通信杯は皐月賞馬ディーマジェスティの2着。指揮官は「牧場から早めに帰厩させて、精神面を鍛えていました。成長を感じるし、調整も順調です」と良化を感じ取る。
皐月賞8着から参戦するロードクエストは、新潟2歳S制覇など2戦2勝の1600メートルで一変する可能性も。他にもニュージーランドTの覇者ダンツプリウスや、マーガレットSを制したティソーナ、毎日杯2着のアーバンキッドも上位を狙う。