AKB入山 ギプス姿で事件後初登場

 5月25日の握手会での襲撃事件で負傷し、休養していたAKB48の入山杏奈(18)が30日、AKB48劇場で行われた高橋チームA公演前にステージに登場。ファンに笑顔であいさつを行った。入山がファンの前に姿を見せるのは事件後、初めて。負傷した右手には肘から指先までギプスをつけており、まだ痛々しさが残る姿だった。

 入山は花柄のクリーム色の清楚なワンピースに紺のカーディガン姿。負傷した右手を固定するように、肘から指先のあたりまでベージュ色のギプスで覆われ、ギプスを隠すようにピンク色のストールがぐるぐる巻きにされていた。

 開演前にメンバーと共にファンの前に登場し、歓声に迎えられた入山は「みなさん本当にご心配をおかけしました。みなさんに早く元気な姿を見せたいなと思いまして今日は公演前に少しお時間を頂きました。」とあいさつした。

 入山は事件後、5月28日にラジオ、今月7日の選抜総選挙に、それぞれ電話出演したのみだった。同じく被害に遭った川栄李奈(19)は、総選挙に姿を見せ、テレビのレギュラー番組にも出演している。

 療養中はファンの声援が「心の支えでした」と話し、「完全に踊れるようになるまではもう少し時間が必要かなって思います。」と復帰までは時間がかかることを明かした。

 一方で「でも、私にはこうして帰ってくる場所があって、待っていてくださるみなさんがいます。自分にできることから少しずつ焦らずに進めていこうかなと思います。これからもよろしくお願いいたします。」と治療にも復帰にも前向きな気持ちを伝えた。

 入山はこの日、歌や踊りには参加しなかった。

 入山のサプライズ登場については、湯浅洋劇場支配人がGoogle+上で写真とともに報告。ファンからは「右手が痛々しい」「あんにん、何か痛々しいなあ?」と心配する声もあったが、「笑顔が見れて感激で泣きそうです!まだまだかかると思いますが焦らずに頑張ってほしいと願ってます」などと激励のメッセージが続々と寄せられている。

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