大谷翔平 移籍後初の負傷者リスト入り ロバーツ監督「PSで最高のパフォーマンスを発揮できるようにすることが目的」
「ドジャース14-1レッズ」(9日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(54)は、右上腕二頭筋の違和感で大谷翔平投手(32)を15日間の負傷者リスト(IL)に入れると明らかにした。大谷がIL入りするのは右肘靱帯(じんたい)と右脇腹を痛めていた2023年9月以来3年ぶり。復帰は最短でも23日(日本時間24日)となる。レッズ戦に先発した山本由伸投手(28)は7回3安打1失点、10三振でメジャー自己最多の13勝目(8敗)を挙げた。
避けたかった結論の決め手となったのは、5戦ぶりに出場した7日の試合だった。3日から4試合連続欠場を経て臨んだが、4度の打席で症状が悪化。打席後に右腕を振るしぐさも見せた。
試合後の囲み取材で大谷は「プレーできる範囲内」と今後の出場に意欲を見せたが、前日8日の試合で再びスタメンを外れた。代打起用に備えて室内でバットを振ったが、違和感は残ったまま。この日で直近7試合で6試合目の欠場となり、ついにドクターストップがかけられた。
チームが7連勝を飾った試合後の記者会見で、ロバーツ監督は大谷のIL入りについて「これが最善という結論に達した。様子を見ながらここまで引っ張ってきたが、決断の時だと判断した」と説明した。
野手は10日間で戻れるが、投打「二刀流」登録の大谷は投手と同じく最低15日間はリストから外せない。ドジャースはナ・リーグ西地区首位を独走し、ポストシーズン(PS)進出は確実。ILから最短で復帰すれば、レギュラーシーズン最終盤の5試合程度はプレー可能だ。今季中の投手復帰を断念した時と同様、今回も10月に始まるプレーオフから逆算しての措置。指揮官は「PSで最高のパフォーマンスを発揮できるようにすることが目的」と語った。
試合前に球団ドクターやトレーナー陣を交えて行った話し合いの中で、指揮官は大谷に「2週間しっかり休んで段階的に治していこう」と言葉をかけた。数日間の“ノースイング令”も出された。
次の遠征地マイアミに移動したチームには帯同せず、一人だけ小さなバッグを手に家路に就いた大谷。全ては究極の目標であるワールドシリーズ3連覇のため。最大の敵は焦り。最愛の家族と時間を過ごしながら再び臨戦態勢を整える。
