「今も自宅の壁に飾ってあるよ」ゲレロ、4年前の大谷翔平との球宴2S写真は“宝物” 優勝意欲も敵意ゼロ「塁上ではいつも笑わせようとしている」
ドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズがあす24日(日本時間25日)に開幕する。ブルージェイズの若き主砲、ブラディミール・ゲレロJr.一塁手が23日、開幕前日恒例のメディアデーで取材に応じ、ドジャースの大谷翔平投手について語った。
ゲレロは大谷がエンゼルスでプレーしていた21年に本塁打王争いに競り勝ってタイトルを奪取。今年4月には14年5億ドル(約760億円)で合意。ソト(メッツ)の15年7億6500万ドル(約1162億8000万円)、大谷の10年7億ドル(約1064億円)に次いで史上3番目の規模の契約を勝ち取り、超一流選手の仲間入りを果たした。
自身2年ぶり3度目のポストシーズンでは11試合に出場し、打率・442、両リーグ最多6本塁打&12打点OPS1・440と絶好調。ワールドシリーズでは大谷の最大のライバルとして注目を集めている。
26歳の若き主砲は自身初、球団32年ぶりの栄冠に並々ならぬ意欲を見せるが、大谷には敵意は皆無だ。
「俺たちはいい関係を築いている。彼が出塁した時はいつも一塁上で話しかけて、どれだけ彼をリスペクトしているか、どれだけほれ込んでいるかを伝えているんだ。そして、冗談を言って笑わせようとしているんだ」。
大谷より5つ年下のスラッガーは「彼はグッド・プレーヤーではなく、メジャー屈指の選手だ。投げられるし、打てるし、盗塁もできる。最高の選手のひとりだ」と称賛。「彼が本気で勝ちたいと思ってるし、チームのために全力を尽くしてるのがわかる」とも言った。
シャイな性格で知られるゲレロ。21年に大谷とともに初めて選出されたオールスター戦では自分から記念写真の撮影を申し出ることができず、知り合いの記者にお願いしたほど。「あの写真は今もタンパの自宅の壁に飾ってあるよ」。あす開幕する頂上決戦。2人がどんな打撃を見せるのか。第4戦に予定されている投手・大谷との直接対決が今から待ち遠しい。





