ドジャースが敵地で2連勝! 山本由伸がPS史上初の日本人完投勝利の快挙 大谷翔平は3三振も20打席ぶり安打の適時打で勝利に貢献
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ブルワーズ1-5ドジャース」(14日、ミルウォーキー)
ドジャースが逆転勝ちし、敵地で2連勝。最高の形で本拠地に戻ることになった。先発の山本由伸が九回を一人で投げきり、ポストシーズン(PS)史上初となる日本人完投勝利の快挙を達成した。投球内容は9回、111球、3安打1失点、1四球、7奪三振。レギュラシーズンを含め、メジャー自己初の完投勝利でもあった。大谷は5打数1安打1打点3三振、20打席ぶり安打のタイムリーを放った。
山本は初回先頭・チョウリオに初球先頭打者本塁打を被弾。まさかの立ち上がりとなったが、その後は落ち着いてアウトを重ねた。
二回は先頭を味方の失策で出塁させたが、ピンチを広げず。三回、四回はいずれも2死から安打を許したが、後続を抑えた。六回、七回は2イニング連続で三者凡退。6アウトのうち、内野ゴロが5つあった。
打線も山本を援護した。二回、テオスカー・ヘルナンデスが同点ソロ。右腕ペラルタの変化球を仕留め、左翼席に運んだ。さらに、パヘスの適時二塁打で試合をひっくり返した。六回はマンシーのソロでリードを広げた。
不振が続いていた大谷にも貴重な一打が飛びだした。2三振を含む3打数無安打で迎えた第4打席は3点リードの七回1死三塁の好機。ブルワーズのマーフィー監督は左腕のアシュビーを投入。大谷封じを徹底してきたが、執念の右前適時打を放った。20打席ぶり安打が貴重なタイムリー。直後にはPS初となる二盗も成功させた。
前日は2つの申告敬遠があるなど、ポストシーズンでマークが厳しくなる中、執念の一打でチームに貢献した。





