ドジャース、ブルペン再編キーマンか 登録外カスペリアスがライブBPで3K4人斬り好投 復調アピール ロバーツ監督は拍手で称賛

 「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース-フィリーズ」(7日、ロサンゼルス)

 両チームがあす7日に開催される第3戦の前日練習で調整した。ドジャースはポストシーズンの登録メンバーから外れている中継ぎ右腕、ベン・カスペリアス投手がライブBP(実戦形式打撃練習)に登板した。パヘスや金彗成(キム・ヘソン)ら4人と対戦し、3三振を含む無安打に抑える快投を披露。練習の様子を見守ったロバーツ監督から拍手で称えられ、笑顔を見せた。

 チーム練習の最後に行われる恒例のライブBP。負傷者リスト入りしているコペックが暴投を繰り返し、強制的に降板させられる中、キラリと光る投球を見せたのがカスペリアスだ。

 1人目の金彗成(キム・ヘソン)をカーブで空振り三振に斬ると、続くコンフォートには高め直球で2つの空振りを奪うなど、フルカウントとし、最後は内角スライダーで見逃し三振に仕留めた。ポストシーズン4試合打率・059(17打数1安打)と絶不調のパヘスには直球で押し込んでファウルを打たせ、カウント2-2から外角スライダーで右飛。4人目コールもカウント2-2と追い込み、最後は外角低めスイーパーで3つ目の三振を奪った。

 ドジャースはポストシーズンで右の2先発、グラスノーとシーハンをブルペン陣に加え、佐々木を守護神的な役割として起用。しかし、エンリケスが不振から地区シリーズで登録外になり、トライネンが精彩を欠くなど、ブルペン陣の再編は急務な状況だ。

 カスペリアスのレギュラーシーズンの成績は46試合、7勝5敗2セーブ、13ホールド、防御率4・64。前半戦はフル回転で大谷から称賛される働きを見せたが、終盤に調子を落としてマイナー落ち。しかし、3日のライブBPでも打者4人と対戦して3三振を奪うなど、本来の力を取り戻している。リーグ優勝決定シリーズ進出を目前にしているチームにとって心強い存在になるかもしれない。

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