佐々木朗希「打たれてもしようがないと割りきって」と覚悟の登板 1点差の九回2死一、三塁でマウンドへ 内角159キロでターナーを二ゴロ、2セーブ目
「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ3-4ドジャース」(6日、フィラデルフィア)
5回戦制(3戦先勝)の第2戦が行われ、ドジャースが1点差で逃げ切って2連勝。リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。
佐々木朗希投手は3点リードから1点差に迫られた九回2死一、三塁の大ピンチで登板。強打者ターナーを二ゴロに抑えて、ポストシーズン2セーブ目を上げた。
試合後の会見に臨んだ佐々木は「前回登板よりは時間があったので準備はできていた。マウンドでストライクを取れる準備はできていたと思うので良かったと思う」と話した。
3点リードの九回は3番手で登板したトライネンが背信。先頭から3連続長短打で2点を奪われ、なおも無死二塁で左腕ベシアが登板し、2死一、三塁までこぎつけた。ここで佐々木が登板。強打者ターナーを1ボールからの2球目、159キロの内角速球で二ゴロに打ち取った。
佐々木は八回までは登板準備を進めていたが、九回の直前にいったんグラウンドコートを着て準備を止めた。その後、1点差に迫られ再び準備を開始し、2死後にマウンドへ向かった。
「とにかくストライクゾーンに投げること。自分でカウントを悪くして真っすぐ(を投げる)だけの状況を作らないことだけを心がけた」という。3点差の九回先頭から登板する選択肢もある中で、1点差で得点圏に走者がいるより厳しい場面での登板。「右が続くのがわかってたので、そういう判断もあるかなと思っていた。打順上位にいったら(マウンドへ)行くかもしれないと言われていたのでそこに関しては気持ちの準備はできていた。いざ、行くとなったときは、打たれてもしようがないかな、というか割りきって。自分から自滅せずにゾーンでいって。それだけかなと思った」と振り返った。
最後の場面はワンバウンドの一塁送球をフリーマンがうまく処理。フリーマンはそのままベース脇に横たわり、アウトの瞬間にマウンドの佐々木は安どの表情を浮かべた。その瞬間については「(二塁のエドマンが一塁へ)ワンバンを投げた時、カバーに行ってないなと思って」と苦笑いで振り返り「次から行きます」と話した。





