大谷翔平に米メディアから「中継ぎは?」に「行けと言われた時に行ける準備を」謙虚な思いも「投げられることに感謝したい」【一問一答】

 ドジャースの大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、地区シリーズ開幕を前に敵地で前日会見に臨んだ。初めてポストシーズンで投打同時出場となる第1戦に向け、何度も「感謝」の2文字を口にした。

 右肘の手術を乗り越え、野手として出場を続けながらリハビリ登板を重ねてきた大谷。「健康な状態で明日を迎えられそうだという状態に感謝したいですし、明日マウンドに上がったらそう感じられると思う。そういう舞台で、フィリーズに対して投げられることに感謝したい」と語った。

 また米メデイアからは中継ぎでの登板は?という問いに「打撃もそうですけど、行けと言われたときに行ける準備をしっかりしたい」と力を込めた。

 以下、大谷との一問一答。

 -初の投打同時出場。

 「すごい楽しみにしています」

 -興奮するのは好き?

 「もちろん緊張することはありますけど、シーズン勝ってきて明日もプレーできることに喜びを感じていますし。健康な状態でプレーできることは、自分にとって幸せなことだと思っています」

 -投手としてリハビリを終えた。

 「シーズン最後まで使ってリハビリを終えられたのは素晴らしいことでしたし、素晴らしいチームを相手に僕らはワイルドカードを勝ち上がってきている立場。挑戦する気持ちを持って、自分たちの野球ができれば十分に勝機はあるんじゃないかなと思っています」

 -投手起用では中継ぎでも出れそう?

 「打撃もそうですけど、行けと言われたときに行ける準備をしっかりしたい。先発は体調にもよると思うけど、あらかじめ決まったスケジュールでどこで行くのかなと予想はできるので。しっかり体調合わせて。5回投げて、6回投げて、次も行けと言われればベストを尽くすのが仕事」

 -フィラデルフィアの印象は?

 「野球に対しての熱量がすごいですし。盛り上がりも他の球場に比べてすごい熱量がある。あとチーズステーキがおいしいクラブハウスだなと毎回思っています」

 -フィリーズと前回対戦したことで難しいところは?

 「お互いにいいところも悪いところも、その都度対戦するたびに学んで行く。前回対戦を通して、自分をどう攻めるか、相手をどう攻めるか。そういうところを勉強して明日の試合に臨むんじゃないかなと思います」

 -アドレナリンは?

 「どうすかね。試合になった方が球速上がるタイプのピッチャーもいると思いますし、そうじゃないピッチャーもいる。僕はどちらかというと試合の方が球速が上がるタイプなので。あとは全体のバランスが大事。興奮することは悪いことじゃない。それを制御してしっかりと試合を作っていくことが大事」

 -手術をして、リハビリを経て、ここまで来たという思いは?

 「明日はどういう状態になるか確定はしてないですけど、健康な状態で明日を迎えられそうだという状態に感謝したいですし、明日マウンドに上がったらそう感じられると思う。そういう舞台で、フィリーズに対して投げられることに感謝したい」

 -本塁打王を争っていた中でWCS前の休養日。

 「後悔はないですかね。チーム全体のボリュームとして、また自分のボリュームとして、最後に休みを挟んだほうがいいという判断。特に後悔はない」

 -シュワバーとの対戦。

 「素晴らしい打者なのでしっかりしたポイントをつければ。前回対戦とラインアップも変わっていると思うのでケアしていきながら。打線全体としてどう抑えていけばいいのかなというのを考えたいと思います」

 -佐々木朗希が復帰してどう投球を見た?

 「本当に心強いと思っていますし、新しいメンバーが入ってきてブルペンが活気づく状態じゃないかなと思います。シーズン中はロスにいなかったので、こういう大事な舞台を前に健康な状態で戻ってきてくれたのは大きいと思います」

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