佐々木朗希に「早く投げんかい!」大谷翔平の叱咤が復活の要因に 先輩は会見で絶賛「本当に心強いと思っている」

 ドジャースの佐々木朗希投手が3日(日本時間4日)、地区シリーズ初戦に向け敵地で前日会見に臨み「自信を持って試合に臨めている。大谷さんからは声をかけてもらったんですけど、『早く投げんかい!』と言われたので」と力を込めた。

 佐々木は右肩のインピンジメント症候群でシーズンの大半をリハビリに費やした。それでもリリーフ起用を受け入れ、メジャーの舞台で活躍することを選択した右腕。その背景には先輩のゲキがあったことを明かした。

 佐々木はワイルドカードシリーズ第2戦、4点リードの九回にポストシーズン初マウンドを踏んだ。相手に追い上げられていた中、160キロ超のフォーシームと鋭く落ちるスプリットを武器に連続三振。「4点差でしたけど、九回投げることができて自分としてもよかった。自信にもなった」と力を込めた。

 ロバーツ監督は「重要な場面で」と今後の起用方針を示しており、不安定なリリーフ陣に新しい風を吹き込んだ。佐々木の前に会見した大谷も「本当に心強いと思っていますし、新しいメンバーが入ってきてブルペンが活気づく状態じゃないかなと思います。シーズン中はリハビリでアリゾナに行ったり、マイナーの試合に行ったり、ロスにいなかったので、こういう大事な舞台を前に健康な状態で戻ってきてくれたのは大きいと思います」と語っていた。

 「これから経験できることが一番の収穫になると思っている」と佐々木。「離脱する段階で、自分の中で完璧な状態で戻りたいと思っていた。それができないかもしれないという覚悟の中でリハビリを行った。時間はかかりましたけど、色んな人たちに支えてもらってここまで状態を上げることができた。本当に感謝していますし、来季以降もパフォーマンスとして発揮したい」と前を向いた。

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