大谷翔平 MLBアナリストの分析で驚きの事実明らかに スキーンズ超え驚異の奪三振能力の要因 直球も変化球もズレないフォーム

 「オリオールズ2-1ドジャース」(5日、ボルティモア)

 大谷翔平投手が緊急先発で3回2/3を無失点、5奪三振の圧巻投球を見せた。「ピッチングニンジャ」の愛称で親しまれるMLBアナリストのロブ・フリードマン氏は、大谷の投球モーションを解析。驚がくの事実が明らかになった。

 切り取られたのは四回1死三塁でリベラを打席に迎えた場面。大谷は初球に101マイルのフォーシームで空振りを奪った。以降も直球で押し込み、最後は90マイルのスイーパーで空振り三振に仕留めた。

 初球の101マイルと三振に仕留めたスイーパーのモーションを重ね合わせたフリードマン氏。足の上げ方や腕の振り、リリースポイントもほぼ一緒だった。そしてボールの軌道も同じ動線を辿り、スイーパーは打者の手前で逃げていく動きをとった。

 同じフォームから放たれることで、打者としては直前まで判別がつかず、空振りを奪いやすくなる。一流投手の条件ともされており、大谷が投手復帰後、36イニングで49個の三振を奪っている要因の一つに挙げられる。

 奪三振率12点台はナ・リーグでサイ・ヤング賞最有力候補のパイレーツ・スキーンズの10・14を大きく上回る。今後を考えても大谷の奪三振能力は大きな武器となりそうだ。

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