「いやぁ、それはないね」カーショー、笑顔で引退宣言撤回を否定 最終登板は6回途中無失点 降板後は大谷らとハイタッチ「感謝しかない」

 「マリナーズ1-6ドジャース」(28日、シアトル)

 今季限りで現役引退を表明しているドジャースのクレイトン・カーショー投手が公式戦最後のマウンドに立ち、六回途中4安打無失点で11勝目を挙げた。94球を投げて与四球1、奪三振7だった。最後のシーズン、メジャー18年目の成績は23登板、11勝2敗、防御率3・36。

 最後の登板を終えたカーショーはクラブハウスでぐるりと取り囲んだ報道陣を前に「最高の1日になった。正直、両チームにとってこの試合の勝敗はそこまで重要じゃなかったから、できるだけ楽しもうという気持ちでマウンドに立った。もちろん、いいピッチングができたのも大きかったが、それ以上に、ここ数日は本当に特別な時間だった。チームメートの接し方、コーチ陣、スタッフ、そして、ファンの皆さままで、すべてが信じられないくらい素晴らしくて、感謝しかない」と、現役引退を表明した18日からこの日までの11日間を思い返しながらしみじみ言った。

 いい状態で引退したいと公言している左腕は「この数日間で来年についての気持ちの変化はありましたか?」と問われると、「いやぁ」と言って満面笑みを浮かべ、「それはないね」と2度繰り返して引退宣言は撤回せず。「恋しくなることはたくさんあると思う。でもね、5日ごとにこのガタがきた体をマウンドに送り出すことは恋しくならないかな」と言って報道陣を笑わせた。

 カーショーは06年ドラフト1巡目、全体7位でドジャース入団。数少ない生え抜き選手として08年のメジャーデビューから今季まで18シーズンにわたり、通算455登板、223勝96敗、防御率2・53。2855回1/3を投げて3052奪三振をマークしたほか、サイ・ヤング賞3回、MVP1回、最多勝3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回、球宴11回など、輝かしい実績を残した。

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