大谷翔平 史上6人目の2年連続50号 ボンズも未到の領域

 「ドジャース6-9フィリーズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が「1番・投手兼指名打者」で出場し、八回に右翼席へ飛距離131メートルの特大アーチをかけ、メジャー史上6人目の2年連続50号を達成した。投げては予定通りの5回を無安打無失点。5三振を奪って54奪三振とし、大リーグ公式サイトによると同一シーズン「50本塁打、50奪三振」は史上初となった。勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が崩れて逆転負けを喫した。

 2年連続50本塁打は、米大リーグで歴代最多762本塁打を放ったバリー・ボンズも到達できなかった境地だ。

 最初の達成者は1920、21年と27、28年に50発を超えたベーブ・ルース。マーク・マグワイアは96年から、サミー・ソーサは98年からともに4年連続で50本塁打以上を放った。ケン・グリフィーも97、98年に56発ずつ。2001、02年のアレックス・ロドリゲスを最後に、2年続けて本塁打を50の大台に乗せた選手は出ていなかった。

 ただ、マグワイア、ソーサ、ロドリゲスは後に筋肉増強剤の使用が取り沙汰された。「クリーン」な大谷が、二刀流に復帰したシーズンに到達した価値は計り知れない。

 50本塁打を複数回記録するだけでも、わずか11人目。大谷は今季は日本勢初の5試合連続を含め3戦連続本塁打を4度も記録。爆発力も保ち、再び歴史に名を刻んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス