山本由伸がまた無双投球!パヘズの失策で失点後→打者20人連続アウト&3戦連続2桁K 7回1安打1失点も12勝目は持ち越し
「ジャイアンツ5-1ドジャース」(12日、サンフランシスコ)
ドジャースの山本由伸投手が先発マウンドに上がり、7回1安打1失点の快投。3戦連続2桁奪三振となる10Kをマークし、打者20人連続アウトの無双投球を見せた。
先頭のラモスを高めのフォーシームで空振り三振に斬った山本。しかしデバースを四球で歩かせてしまうと、続くアダメスに左中間を真っ二つに破られる二塁打を浴び、パヘズが打球処理を誤ったことで先制点を失った。パヘズには失策が記録された。
それでも以降のピンチを切り抜けて最少失点で立ち上がった山本。二回は丁寧に変化球を織り交ぜながらジャイアンツ打線を三者凡退に仕留めた。ベッツの好守にも助けられてリズムを作ると、三回もデバースからフォーシームで空振り三振を奪うなど2イニング連続の三者凡退に抑えた。
直後にはベンチで女房役のロートベットと一緒にメモ帳を見合わせながら配球面を確認。四回は連続三振で2死を奪い、チャプマンを三ゴロに仕留めた。五回も7個目の三振を奪うなど、3人で斬って打者14人連続アウトとなった。
六回も先頭のギルバートをアウトロー一杯で見逃し三振。ラモスも左翼へのライナーに打ち取った。デバースも再びフォーシームで空振り三振に斬り、連続アウト記録を17へ伸ばした。
直後にコンフォルトが同点ソロを放ち、試合を振り出しに戻すと、山本はギアを上げて七回も三者凡退。さらに3試合連続の2桁奪三振をマークするなど、無双ぶりを見せた。ベンチに戻るとロバーツ監督がハグ。最終的に7回1安打1失点でマウンドを降りた。
山本は前回登板のオリオールズ戦で九回2死までノーヒットノーランの快投を見せたが、ソロ本塁打を被弾して快挙を逃した。直後に降板となったが、救援陣が炎上して12勝目も消滅する逆転負けを食らっていた。
だが試合はまたもスコットがサヨナラ満塁弾を浴び、勝利にはつながらず。試合後、山本は厳しい表情を浮かべながらも「自分がどうこうはないですけど、チームとしてはどうしても勝たないといけない状況。とにかく前を向いていくしかない」と語った。





