ドジャースやっと連敗脱出 大谷翔平が菅野智之から2打席連発47、48号でチーム救う 全5打席出塁 3被弾の菅野は右足負傷で緊急降板8敗目
「オリオールズ2-5ドジャース」(7日、ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、メジャー初対決の菅野智之投手から初回と三回に2打席連発となる47、48号を放つなど、2打数2安打2打点、3四球の活躍でチームの連敗を5で止めた。オリオールズの先発、菅野は四回途中7安打4失点で8敗目(10勝)。四回の守備でゴロ打球を右足に当てて負傷し、緊急降板した。
大谷が菅野とのメジャー初対決で完勝。2夜連続サヨナラ負けの悪夢を払しょくした。プレーボール直後の初回の打席。1ボールから外角高め、ボール気味の152キロ直球をセンター右のスタンドへたたき込んだ。飛距離125メートルの豪快アーチ。敵地ファンが騒然とするなか、マウンド上の菅野は悔しそうな表情で首をひねった。
続く三回の打席は2球連続でボールになるスプリットを見送った後、ストライクを取りにきた内角直球にバット一閃。ほぼ同じ中堅右への着弾に中継局実況は「デジャヴだ!」と絶叫した、続くベッツにも16号ソロが飛び出し、3点差をつけた。
四回以降の打席は勝負を避けられ、3打席連続四球。九回無死一塁の場面は歩いて好機を拡大し、次打者ベッツの適時打につなげた。
ドジャースは前日の試合で2試合連続サヨナラ負け。先発の山本が九回2死までノーヒットノーランを継続する快投を披露し、ソロ被弾した後に降板。しかし、ブルペン陣の乱調で2点のリードを守りきれず、5連敗を喫した。
一夜明けのこの日のデーゲームは大谷らの一発攻勢で三回までに4点をリード。しかし、五回まで2安打無失点だった先発カーショーが連打で1点を失うと、2番手ヘンリケスも適時二塁打を浴びて2点目を奪われた。2点リードの七回には3番手左腕ロブレスキーが1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続をピシャリ。回またぎの八回は圧巻の3者連続三振。九回を左腕ドライヤーが締めて長いトンネルから脱出した。先発のカーショーは六回途中2失点、1四球、8奪三振で10勝目(2敗)。2年ぶり、13度目の2桁勝利をマークした。





