大谷翔平 延長十回先頭打席の準備も…2死からまさかの被弾に厳しい表情貫く サヨナラ被弾のスコットはぼうぜん自失
「オリオールズ2-1ドジャース」(5日、ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手はサヨナラ負けをベンチで見届けた。延長十回先頭の打席に備えていたが、右中間へ飛び込んだ打球の行方を見つめると、表情を変えずに目の前のヘルメットを手に取った。
1-1で迎えた九回、スコットが簡単に2死を奪った。大谷はベンチで防具をつけ、バットを手に十回表の打席へ準備を進めていた。だが2死からスコットが痛恨のサヨナラ被弾。打球がスタンドに飛び込むと無表情で目の前のヘルメットを手に取り、片付けを始めた。
グラスノーの背中の張りを受けて緊急先発したマウンドでは3回2/3を無失点。三回無死三塁のピンチでは101マイルを連発するなど気迫の投球を見せ、勝利への執念を見せていた。
ドジャースは中地区最下位のパイレーツにスイープされ、ア・リーグ東地区で下位に低迷するオリオールズに悪夢のサヨナラ負け。致命的な一撃を浴びたスコットはマウンドでぼうぜん自失の表情。肩を落としながらベンチへ引き揚げた。
大谷は現地中継局のインタビューで打線について「全員が試しながら、工夫しながらやっている中で結果が出ていない。フラストレーションもたまりますし、もっとやりたい、もっと結果を出したい気持ちが先行しすぎて空回りしている状態かなと思います」と語った。





