大谷翔平 登板回避もマルチ全力疾走 次回登板は6日からのオリオールズ戦

 「パイレーツ3-0ドジャース」(3日、ピッツバーグ)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)はピッツバーグでのパイレーツ戦に「1番・指名打者」で出場し、5打数2安打だった。先発登板の予定だったが体調不良のため回避。五回には二塁打を放ったが、チームは0-3で敗れた。次回先発は5日からのオリオールズ3連戦中になる見込みだ。

 せきなど、風邪のような症状で登板を取りやめたという大谷だったが、打者として懸命に働いた。打席では鼻をすする場面もあった中で、快打に加えて全力疾走も披露し、既に体調不良だったという2日に続いて複数安打。周囲の心配を吹き飛ばすように躍動し、ロバーツ監督は「チームに貢献しようと、できる限りのことをしてくれた」とねぎらった。

 まずは先頭で迎えた五回だ。2球で追い込まれたものの、3球目に甘くきたチェンジアップを逃さなかった。痛烈な当たりで右中間を破り、悠々と二塁へ到達した。

 続けて、0-3の七回1死走者なしでは俊足を生かした。内角の、死球となってもおかしくないようなコースの速球を泥くさく転がすと、大股で一塁を駆け抜けて内野安打に。さらに2番ベッツの右飛で一塁からタッチアップし、二塁を陥れた。得点には結び付かなかったが好機を演出した。

 前日には自己最速の打球速度となる193キロで46号弾をスタンドにたたき込んでいた。その中での登板回避となったが、この日の試合後のクラブハウスでは、ロッカーが隣の山本と談笑する場面もあった。先発登板は5日(日本時間6日)からのオリオールズ3連戦中になる見込み。チームは零敗を喫したが、投打の要を担う大谷の体調不良が軽症なのは救いだった。

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