大谷翔平 2戦連続無安打 8月初の出塁なし 24日パドレス最終戦、勝った方にマジック点灯

 1回、空振り三振に倒れるドジャース・大谷(共同)
 試合前、握手を交わすドジャース・大谷(左から2人目)とパドレスのダルビッシュ。左端はパドレス・松井(共同)
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 「パドレス5-1ドジャース」(23日、サンディエゴ)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)はパドレス戦に「1番・指名打者」で出場し、2試合連続無安打に終わった。打線が振るわず、チームは1-5で敗戦。同率首位から陥落した。パドレスは5連勝で単独首位に浮上した。山本由伸投手(27)が先発する24日は今季の直接対決最終戦となり、勝った方に優勝マジックが点灯する。

 わずか2安打での完敗劇。大谷も2試合続けて無安打に終わった。出塁できなかったのは好調を維持していた8月で初めて。ナ・リーグ西地区のライバルに痛恨の2連敗で同率首位から陥落し、ロバーツ監督は「がっかりしているというよりも、驚きの方が大きい」と声を落とした。

 先発は今季途中にパドレス入りした左腕のコルテス。ヤンキースに所属していた昨季、ワールドシリーズで対戦し、第1戦でフリーマンが逆転サヨナラ満塁本塁打を放った相手だが、この日は完璧に封じられた。五回まで一人の走者も出せず、6回を1安打に封じられ、攻略の糸口を全くつかめなかった。

 大谷も一回にボール球のスイーパーを振って三振すると、四回はカットボールを捉えた打球が右翼手の正面に。六回も直球を打って中飛に倒れた。コルテスは抑えた秘訣(ひけつ)を「いろんな球種を交ぜたこと」と誇った。大リーグ公式サイトによれば、ドジャースが1958年にロサンゼルスへ移転後、2試合連続で相手の先発投手に1安打以下に抑えられたのは初めてだ。

由伸で必勝態勢

 24日はパドレスとの今季最終戦。勝った方に地区優勝へのマジックが点灯する。ドジャースが勝てば「31」、パドレスが勝てば「30」がつく。ロバーツ監督は「もう8月の終盤。大事なのは見栄えが悪くても結果を残すこと」と打線の奮起を促し、野手最年長のロハスも「目指す場所に到達したいなら、もっと改善しなければ」と強調した。立ち止まっている時間はない。山本が先発する第3戦は必ず獲りたい。

 ◆きょう勝ったチームにマジック点灯 24日(日本時間25日)のパドレス-ドジャースの今季最終戦で勝った方に地区優勝のマジックが点灯する。パドレスが勝てば75勝56敗で、ドジャースが残り31試合に全勝しても104勝となり、パドレスは残り31試合を30勝1敗なら105勝となるためマジック「30」が点灯。ドジャースが勝てばパドレスと首位に並び、両チームが残りを全勝しても、対戦成績で勝ち越しが決まっているドジャースが首位となるので「31」が点灯する。

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