「パドレス５－１ドジャース」（２３日、サンディエゴ）

　ドジャースはナ・リーグ西地区のライバル・パドレスに連敗。首位陥落となった。大谷翔平投手は「１番・ＤＨ」で先発出場するも４打数無安打に終わった。

　変則左腕のコルテスに苦しめられた。初回、大谷は外角のスライダーにバットが空を切り空振り三振。第２打席は浮いたカットボールを捉えるも、痛烈なライナーは右翼・タティスの正面を突いた。

　打線は５回までパーフェクトに抑え込まれるまさかの展開。１人の走者も出すことができず、六回１死からロハスが右前打を放つまで打者１６人連続アウトとなった。２死一塁から第３打席を迎えた大谷は、フォーシームをミスショットしてしまい中飛。思わず打席で悔しさをにじませた。

　先発のグラスノーは序盤３イニングで我慢の投球を見せていたが、四回に突如、乱れた。先頭に四球を与えてしまうと、安打、四球で無死満塁のピンチを招いた。１死後、ローレアーノに先制の右前２点打を浴び、クロネンワースに犠飛を許して３失点。この回限りでマウンドを降りた。

　八回に代打・フリーランドが２試合連発となる２号ソロを放って一矢報いたが、直後にボガーツに右前２点打を浴びて締まったドジャース。敵地には「Ｂｅａｔ　ＬＡ」の大合唱が響き渡った。

　７月３日にパドレスに最大９ゲーム差をつけていたドジャース。前回、本拠地での３連戦はスイープして再び首位を奪回した。しかし敵地で痛恨の連敗。地区優勝のためにも３連敗だけは阻止したいところだ。