大谷翔平 トラウト2連続K 今季最多80球「ステップ踏めた」五回途中4失点 ド軍逆転負けで108日ぶり首位陥落
「エンゼルス6-5ドジャース」(13日、アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手(31)が敵地でのエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。投手では古巣打線と初めて対戦し、今季最多の80球で4回1/3を投げて7三振を奪う一方で同ワーストの4失点を喫した。打者では5戦連発こそならなかったが、初回の右翼線三塁打で連続安打試合を12に伸ばした。終盤にリリーフ陣が逆転を許して4連敗。チームは4月28日以降、守り続けてきた地区首位の座から108日ぶりに陥落した。
会心の1球だった。3点リードの四回無死。この日最速162キロの外角低め直球が捕手のミットに吸い込まれた瞬間、フィールドに落胆と歓喜が交錯した。
エンゼルス時代に“メジャー最強コンビ”を結成したトラウトを初回に続き、2打席連続三振。世界一に輝いた23年WBC決勝でも守護神として登板して同選手から三振を奪っている大谷は「一番いい打者だと思うので、自分の持っている中でベストな球を常に投げなければいけない。最終的にいいところにいいボールがいった」と言って、満足感を漂わせた。
エンゼルスタジアムに721日ぶりの凱旋登板。連敗ストッパーとしての期待を背負った二刀流はバットでいきなり魅せた。初回。右翼線へ自己最多タイとなる8本目の三塁打で好機をつくった。後続の適時打で先制ホームイン。自分を援護した。
投げては四回までに5点の援護を受け、無四球7奪三振と好投する一方で、5-2の五回に3連打を浴びて2点を失い、予定の5回を投げ切ることなく、マウンドを降りた。
今季最多の80球。50球を超えてから制球を乱す場面もあったが、「疲れは感じなかった。そこは一番良かったこと。(次の)ステップを踏めたのは良かった」と大谷。降板時には古巣ファンからも拍手を送られ、「たくさんの思い出があるスタジアム。自分のステップアップとしてはいい一日だった」と収穫を口にした。
試合は1点リードで終盤を迎える。しかし、前日同様、終盤にブルペン陣が踏ん張れず、逆転負け。大谷は「勝ち切れてない部分で重圧、焦りみたいなものが積み重なっている」と振り返り、「負けが込むとやっぱりチームの雰囲気とか、やりたいことがかみ合わなかったりする。みんなでミーティングをしながら工夫はしていますけど、なかなかそれが勝ちという結果につながっていない」と、もどかしい気持ちを言葉にした。
14日は休養日。15日からは本拠地で、首位の座を奪われたパドレスと3連戦を行う。「大事な試合が続くので明日の休みで切り替えてしっかり集中したい」。エンゼルス時代に渇望した「ヒリヒリするような9月」にするために大谷が先陣を切る。





