ロバーツ監督「必ず流れ変わる」 ド軍108日ぶり首位陥落も巻き返しに自信 継投策裏目には「ちょっとしたスランプ状態」

 「エンゼルス6-5ドジャース」(13日、アナハイム)

 ドジャースが4連敗で4月28日から守り続けてきたナ・リーグ西地区首位の座を108日ぶりに明け渡した。

 連敗ストッパーになるべく、投打同時出場した大谷は打者としては初回に右翼線三塁打で攻撃の口火を切り、自ら先制のホームイン。投手としては復帰後最長の4回1/3、同最多の80球を投げ、トラウトを2打席2三振に封じるなど、無四球7三振を記録したが、今季ワーストの4失点で予定されていた5回を締めることができず、悔しさの残るマウンドとなった。

 試合後のロバーツ監督は大谷の続投について「翔平は5回を投げ切るだけの力が残っていると思った。(五回1死一、二塁の場面で)ネトが2ストライクからのスライダーをうまく打って二塁打(2点適時打)にしたのは見事だった。私はただ、ネトを何とか抑えて、バンダにつなぎ、イニングを終わらせたかった。五回立ち上がりの翔平は十分に良いボールを投げていたと感じていた」と話した。

 疑問が残るのは、1点リードの六回から3番手でマウンドに送った左腕ロブレスキーの起用法か。3イニング目となった八回も続投させると、先頭から2者連続四球。無死一、二塁となったところで右の剛腕エンリケスを投入したが、2死一、二塁から8番オハピーに2点適時打を浴びて逆転された。

 前夜に続く終盤の逆転負け。けが人続出に加え、精彩を欠くリリーフ陣に「今はちょっとしたスランプのような状況にある。四球が多かったり、配球面でもうまくいっていない部分があるかもしれない。勝つチャンスがあるのに試合を締め切れない。打線が追加点を取っても楽な展開に持ち込めない」と指揮官。「ブルペンに関して言えば、今いるメンバーでやっていくしかない。僕としては、選手たちをベストな状況で起用することを心がけているが、同時に彼らの登板数を考慮しないといけない。だから、先発投手をできるだけ引っ張ることにもつながってくる」と、結果として裏目に出ている継投策を説明した。

 7月3日の時点で2位に9ゲーム差をつけて地区首位を独走していたドジャース。ロバーツ監督は「僕がありがたいと思っているのは、このチームの中に他人を責めるようなことが一切ないことだ。みんなが責任を持っていて、自分自身を見つめ直して『もっと良くできることは何か?』と考えている。全員がもっと良くなれると思っている。だから、気持ちが入っていないわけじゃない。準備についてはいつも話していますが、、選手たちが怠けているなんてことは絶対にない。全員が全力でプレーしているし、必ず流れは変わる」と力説した。

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