まさかの2者連続被弾「試合を落とす原因になった」 ド軍ベテラン右腕が逆転負けの責任背負う

 「ドジャース4-5ブルージェイズ」(10日、ロサンゼルス)

 1点を争う終盤でドジャース救援陣が崩れた。

 1点リードの八回のマウンドを託されたトライネンは先頭ビシェットを空振り三振に仕留めたところまでは良かったが、3番ゲレロに19号同点被弾。カウント0-2と追い込みながらド真ん中の甘いスイーパーをセンターへ運ばれた。

 4月中旬に右前腕痛のために負傷者リスト入り。約4カ月のリハビリをへて7月28日に戦列に復帰した。しかし、前回までの4登板は防御率3・38。2回2/3を投げて5三振を奪っているが、無安打の登板は一度もなく、安定感に欠けていた右腕。同点にされた後、迎えた4番バージャーにも初球ストライクを奪ったが、2球目、またもや真ん中に入ったスイーパーを右中間へ勝ち越しソロ。まさかの2者連続本塁打で逆転された。

 試合後のクラブハウス。報道陣に囲まれたトライネンは「いい打者にド真ん中の球を投げれば打たれるのは当然。甘いコースでもアウトにできることもあるが、今回は打ち損じてくれなかった。結果的にそれが試合を落とす原因になった」と逆転負けの責任を背負った。

 チームは八回にフリーマンの押し出し四球で同点に追いつき、なおも2死満塁としたが、代打コンフォートがカウント3-1から捕邪飛。同点の九回には左腕ベシアが先頭の7番クレメントに勝ち越しソロを浴びた。

 ドジャースの救援陣は抑えのスコットのほか、コペックとイェーツの右腕2人が離脱している。7月末のトレード期限直前にツインズとのトレードでスチュワートを補強したが、コマ不足の感は否めない。ナ・リーグ西地区首位の座は守り続けているが、2位パドレスが2ゲーム差に迫っている。15~17日と22~24日に予定されている2つの首位攻防3連戦を前に流れを取り戻したいところだ。

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