大谷翔平、1番復帰で2安打2盗塁 7戦連続ノーアーチも快足でチームを勝利に導く 山本快投10勝目

 「レイズ0-3ドジャース」(3日、タンパ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、3打数2安打2四球、2盗塁、1得点だった。7試合連続ノーアーチだったが、7月27日のレッドソックス戦以来、7試合ぶりのリードオフマンで今季初のマルチ盗塁を記録するなど、快足を生かした攻撃でチームを勝利に導いた。先発の山本由伸投手が6回途中無失点の快投で10勝目を手にした。

 ドジャースは打順入れ替えに着手し、開幕から7月18日のブルワーズ戦まで採用していた1番大谷、2番ベッツの打順に戻した。大谷は初回の打席は四球を選んで出塁したが、ベッツが三ゴロ併殺で先制機を逸した。

 三回1死の打席は空振り三振。フルカウントから外角高めの148キロスライダーにバットは空を切った。

 投手戦。両軍無得点の五回2死二塁の得点機は2ボールとなったところで、レイズベンチは申告敬遠を指示。歩いて好機を拡大したが、ベッツが初球打ちで中飛に倒れ、打順入れ替えが裏目に出てしまった。

 快足を生かしたのは七回だ。捕手前ゴロで全力疾走し、一塁を駆け抜けると、ベッツへの2球目に二盗に成功。7月18日のブルワーズ戦以来、14試合ぶり、シーズン14個目の盗塁を記録した。ベッツの四球で1死一、二塁と好機を拡大すると、3番フリーマンの打席で今度はダブルスチールを決め、右前適時打を呼び込んだ。

 2点リードの九回1死一塁の打席では二塁手がはじいた打球が右中間へ転がるのを見て、一気に二塁へ。ここでも足を生かした攻撃で得点圏に進み、ベッツの犠飛につなげた。

 大谷は7月の月間成績は今季最低の打率・204(93打数19安打)。9本塁打を記録する一方で安定感を欠く打席が続いた。しかし、8月に入って3試合連続安打。2度のマルチ安打を達成するなど、復調のきっかけをつかもうとしている。

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