大谷翔平、復帰後最長3回を1安打無失点4奪三振 最速160・8キロ 圧巻3者連続空振り三振で敵地騒然

 「ジャイアンツ-ドジャース」(12日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場し、投手として復帰後最長の3回、同最多の36球を投げて初回のマウンドで三者連続三振を記録するなど、1安打無失点、与四球1、奪三振4。最速160・8キロ。圧巻の投球で7連敗中のチームを勢いづけた。

 前回5日のアストロズ戦から中6日の調整で臨んだ復帰5試合目のマウンド。初回の打席で一ゴロに倒れた後、マウンドに立った大谷は先頭ヤストレムスキーをカウント1-2から高め159キロ直球で空振り三振に仕留めると、2番ラモスには2ストライクから高め161キロ直球でバットに空を切らす。強打の3番ディバースには変化球主体の配球で最後は145キロ低めスライダーで空振り三振を奪った。前回登板の最後のイニングも3三振を記録しており、6者連続三振となった。

 大谷の快投にこたえるかのように打線が二回に1点を先制。二回の大谷は2死から李にストレートの四球を与えたが、7番シュミットを156キロ直球で遊飛。三回は9番ベイリーからスライダーで見逃し三振を奪い、2死とした後、ヤストレムスキーにカウント2-1から低めカットボールを右前打。しかし、ラモスを中飛に打ち取り、連打を許さず、無失点に抑えた。

 大谷は投手として5試合に登板し、9回を投げて9奪三振、防御率1・00。

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