大谷翔平 追加点呼ぶ三塁打、8試合連続安打 9戦本塁打なし ド軍パドレス3連戦勝ち越し

 「パドレス2-5ドジャース」(11日、サンディエゴ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)はサンディエゴでのパドレス戦に「1番・指名打者」で出場。4-2の九回1死での第5打席で、見せ場をつくった。救援左腕ペラルタが投じた初球のスライダーを右中間にライナーで運ぶと、迷わず二塁を蹴って全力疾走で三塁へ。2死後にスミスの適時打で生還し、貴重な追加点でナ・リーグ同地区パドレスとの3連戦勝ち越しに貢献した。

 8試合連続安打となったが、積極性が裏目に出て相手の術中にはまる打席もあった。一回は真ん中高めのつり球に手を出し、松井と対戦した七回は外角低めのスライダーを振らされて空振り三振。本塁打なしは今季最長の9試合連続に伸びた。

 チームにとっては負ければ首位陥落だった一戦。展開には緊迫感があった。コンフォートのソロで追い付いた1-1の五回2死無走者。パドレスが早々と先発を降板させて投入した左投手モレホンに、大谷が遊ゴロに打ち取られた。コンフォートは「大きなアウトを翔平から奪うための継投。まるでプレーオフのようだった」と振り返った。

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