3A藤浪晋太郎、今季最速161・5キロ 圧巻の1回7球三者凡退 4登板連続無失点 今季初の大台剛球に実況興奮「フジナミが100マイルを投げた!」

 「レイニアーズ8-7ビーズ」(29日、タコマ)

 マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で1-2の六回から登板し、1回無安打無失点。わずか7球で3人を料理した。

 5日ぶりのマウントは1点ビハインドの展開。藤浪は先頭打者を2球連続ボールから低め155キロ直球で左邪飛に打ち取ると、次打者は初球、内角低めの143キロスプリットで三直に仕留める。わずか4球で2死を奪った右腕が中継局実況を驚かせたのは8番フリントへの初球だ。

 時速100・4マイル(約161・5キロ)の直球をド真ん中へズドーン。実況は「フジナミが100マイルを投げました!3桁の球速は今シーズン初めてではないでしょうか」と興奮気味に話した。2球目、今季2番目に速い159キロ直球を外角低めに決めて追い込み、最後は147キロスプリットで空振り三振だ。

 圧巻の投球。実感いっぱいの表情でマウンドを降りる藤浪に本拠地スタンドから拍手と歓声が起こった。

 米球界3年目の藤浪は昨オフにマリナーズとマイナー契約で合意。2年ぶりのメジャー復帰を目指して招待選手としてメジャーキャンプに参加したが、首脳陣を納得させるような結果を残せず、3Aで開幕。ここまで17試合に登板し、1勝1敗、3ホールド、防御率7・36。14回2/3を投げて17三振を奪う一方で24四死球を記録している。

 4月中旬以降、失点がかさみ、一時は防御率を12・86まで悪化させたが、5月は7登板のうち6登板で無失点。課題の制球は依然として安定感を欠くが、四球で走者を背負いながらもゼロに抑える投球でこの日で4試合連続無失点。月間成績は防御率1・35、被打率・053、WHIP(1イニング平均の被安打+与四死球)1・35をマークしている。

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