3A藤浪晋太郎、冷や汗6試合ぶり無失点 初の回またぎ1回1/3無安打3三振、2四死球1暴投 後続投手が火消し 最速159キロ
「アビエーターズ-レイニアーズ」(2日、ラスベガス)
マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が2番手で2-3の五回から登板し、1回1/3を投げて無安打、3三振、2四死球、1暴投で6試合ぶりに無失点だった。防御率は10・61。 1点を勝ち越された直後のマウンド。4月26日以来、6日ぶりの登板となった藤浪は先頭打者をカウント1-2から145キロスプリットで空振り三振に斬ると、2人目はカウント2-1から内角高めの153キロ直球で中飛。3人目には1ボールからこの日最速の159キロ直球で見逃しストライク、さらに158キロ直球で空振りを奪って追い込むと、最後は147キロスプリットでバットに空を切らせ、12球で3人を料理した。 今季初のイニングまたぎとなった六回は1人目をカウント2-2から147キロスプリットでこの日3つ目の三振を奪う。しかし、そこから状況が暗転する。続く右打者には初球、151キロ直球が内角高めに抜けて死球。さらに次打者を迎えたところで暴投。走者を二塁に進めた後にストレートの四球。走者を2人背負ったところでラッセル監督がマウンドに向かい交代を告げた。 この日の藤浪は、1イニング目が12球のうちストライク8球。課題の制球が安定したかに見えたが、2イニング目に入って10球のうちストライクはわずか3球と崩れた。3番手投手が後続を断ち、無失点だったが、後味の悪いマウンドとなった。





