大谷翔平、日本選手初4戦連発ならず チームは救援陣乱調で逆転負け 粘投カーショーの今季初勝利消える

 「ガーディアンズ7-4ドジャース」(28日、クリーブランド)

 ドジャースが救援陣の乱調で逆転負けを喫した。2点リードの八回にスコットが連打と四球などで1死満塁から2点適時打を浴びて同点にされると、代わったベシアが3ランを許して勝ち越された。前日の試合で3戦連発となる20号を放った大谷は「1番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。4試合ぶりノーヒットで日本選手初の4試合連続本塁打は持ち越された。

 大谷は先発左腕アラードに対し、初回の打席でカウント0-2から内角チェンジアップに空振り三振。三回の打席は3球連続ファウルの後、バットを真っ二つに折られて二ゴロ。1点リードの五回は2番手右腕スミスに左飛。2ボールから空振りした直後には打席を外して左肩をぐるぐる回し状態を確認。昨年11月に手術した箇所を気にする仕草を見せた後、外角低めスプリットを打ち上げた。

 3-1の七回2死三塁の好機はカウント1-1から暴投で三走K・ヘルナンデスがヘッドスライディングで生還。投球が後方へ逸れた瞬間、大谷は走者に向かって絶叫し、本塁突入を合図した。続く2球が外角に外れ、四球で出塁した。

 ドジャースは先発カーショーが粘りの投球で5回を1失点を抑えた。

 前回23日のメッツ戦は雨天中断のため、2回26球で交代。中4日の調整で臨んだこの日のマウンドは初回1死から連打を浴びて先制点を許す。2死から2者連続四球でピンチを背負う苦しい立ち上がりとなったが、最少失点で切り抜けた。

 二回も先頭、7番ウィルソンを左翼線二塁打で出しながらも後続をピシャリ。敵軍の送りバント失敗の拙攻にも助けられた。三回は1死から連打で一、三塁にされたが、遊ゴロ併殺で窮地を脱出。マウンド上で渾身のガッツポーズを披露した。

 四回を三者凡退に抑える。五回は1死から単打を許したが、2死から3番最速146キロの直球とスライダーを軸に縦に大きく割れるカーブ、スプリットを織り交ぜ、74球で交代。勝利のバトンをブルペン陣に託したが、2点のリードを守り切ることはできなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス