菊池雄星 粘って今季初勝利 11試合目最多110球 5回2/3を7安打4四球無失点
「エンゼルス7-4マーリンズ」(23日、アナハイム)
開幕投手から数えて11度目の登板。エンゼルス・菊池がついに今季初白星を手にした。7安打を浴び4四球と多くの走者を背負いながら、粘り強く5回2/3を投げ、点を与えなかった。
メジャー移籍後最多の110球でつかんだ難産の1勝目に喜びも大きいかと思いきや「7年も(米国で)プレーしているのでそこに関してはあまり気にしていない。とにかく毎試合投げること、少しでも長いイニングを投げること、そこだけはこだわってやっていきたい」と淡々と話した。
役割分担の進んだ近年の米球界では、先発投手の勝ち負けはあまり重要視されない。ローテーションをきっちり守り、試合をつくる。この日も「いろんな球を使いながら抑えられた」と納得顔だ。防御率3・17はチームの先発陣で最もいい数字だ。エンゼルスは連勝を8に伸ばし、約1カ月ぶりに勝率5割に戻した。





