菊池雄星 6回途中無失点で移籍後初勝利の権利 毎回走者背負うも粘りの投球 六回満塁のピンチ招いて降板も今季最多110球の熱投

 「エンゼルス-マーリンズ」(23日、アナハイム)

 7連勝中のエンゼルスは菊池雄星投手が先発。走者を背負いながらも6回途中を無失点に抑え、移籍後初勝利の権利を手にマウンドを降りた。

 立ち上がり、簡単に2死を奪った菊池。ロペスには四球を与えたが、オットーを打ち取って無失点で切り抜けた。二回は先頭のストワーズに安打を許したが、後続を打ち取って走者を一塁に釘付け。最後もアウトローのきれいなフォーシームで見逃し三振に斬った。

 直後に絶好調のウォードが右翼へ先制ソロを放って援護。1点リードで迎えた三回は1死から安打を許すもしっかりと後続を打ち取った。四回は先頭のノービーを四球で出塁するも牽制球で誘い出し二塁でタッチアウト。その後、連打を浴びて初めて得点圏に走者を背負うも生還を許さなかった。

 すると打線が再び援護。ウォードが犠飛で追加点を奪うと、オホッピーも左越えの適時二塁打でリードを広げた。五回は緩急をまじえつつテンポを上げていった菊池。2死から安打を許したが、ロペスをしっかりと打ち取って勝利投手の権利を手にした。

 球数が90球を超えていた中、六回も続投した菊池。だが先頭に三塁内野安打を許すと、次打者・ストワーズにも左翼へクリーンヒットを浴びた。ここで野手がマウンドに集まり、ワシントン監督が声をかける。直後にフォルテスを遊ゴロ併殺打に仕留め、指揮官のゲキに応えた。2死三塁と初めて走者を三塁に背負い、ヒルには四球を与え、暴投で二、三塁となった。さらにサンチェスに四球を与え満塁としたところで降板となった。

 代わったストリックランドがネトの好守もあり、鮮やかに無失点でピンチを脱出。今季最多110球の熱投を見せた左腕もベンチで見守った。

 菊池はここまで先発として安定した成績を残すも白星から見放されていた。前回登板の18日・ドジャース戦では一塁ベースカバーに入った際に右足首を痛めるアクシデントもあり、緊急降板。6回1失点で初勝利の権利を手にしていたが、リリーフ陣が打たれて白星が消滅していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス