佐々木朗希 メジャー初勝利の代償は大きかったのか…真夜中のブレーブス戦で異変 ロバーツ監督の親心も故障のトリガーに?
「ドジャース-アスレチックス」(14日、ロサンゼルス)
右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト入りしたドジャース・佐々木朗希投手が試合前練習後に報道陣に応対。右肩の状態について赤裸々に語り、発した言葉からはメジャー初勝利の代償が大きかったことが明らかになった。
佐々木が痛みを覚えたのは「2登板前から。動きの悪さというか、しっくりこない」と明かした。2登板前はメジャー移籍後初勝利を挙げた3日のブレーブス戦。雨のため試合開始が約3時間遅れたゲームで、試合終了は日付をまたいだ未明だった。
この時、球速はアベレージで150キロ台前半と低下していた。そんな中、ロバーツ監督は「初勝利のチャンスを与えたかった」と五回の前で85球を投げていたが、続投を決断。ここでギアを上げ154キロで押し込んだが、故障へのトリガーを引いてしまった可能性がある。
そしてプロ初の中5日で臨んだ9日のダイヤモンドバックス戦。初回に2被弾を浴びるなど3失点し、五回途中で降板となった。この日は球速が150キロ前後まで落ち込み、試合後に佐々木自ら「投げ続けたいチーム状況もあったけど、パフォーマンスがあれだと逆に迷惑がかかる。自分から申し出る形になりました」と激白した。
ロッテ時代に負った症状が完治していなかったことも要因となった今回の負傷者リスト入り。「完治させてパフォーマンスを上げて戻れるように頑張りたいと思います」と前を向いた。





