3A藤浪晋太郎大乱調 3者連続を含む4四球、3暴投、3失点 1死しか奪えず降板 本拠地騒然「ひどいぞ!」のヤジも

 連続暴投で失点を重ね、天を仰ぐ藤浪(撮影・小林信行)
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 「レイニアーズ1-4スペースカウボーイズ」(22日、タコマ)

 マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で0-0の六回1死三塁から登板し、3者連続を含む4四球、3暴投、3失点で1死しか奪うことができずに降板した。24球のうちストライクはわずか6球。課題の制球難をあらためて露呈する結果となった。防御率は13・50。

 本拠地スタンドから落胆と不満の声が上がった。「UGLY!(ひどすぎる)」。24球のうちストライクはわずか6球。重い足取りでマウンドを降りた藤浪はベンチに座り込むと背中を丸めてうなだれた。

 今季初黒星を喫した18日の登板から中3日で臨んだマウンド。汚名返上のチャンスだったが、先頭の左打ちショートにいきなりストレートの四球を与える。次打者、右打ちのマシューズにはワンボールから2球目のスプリットがワンバウンドになる暴投。三塁走者を生還させ、先制点を許す。154キロ直球と129キロスイーパーで見逃しストライクを奪うなど、フルカウントまで持ち込んだが、6球目スイーパーが外角低めに外れて2つ目の四球。ベンチから投手コーチが飛び出す。背番号「13」の肩に手を置き、ひと呼吸つかせた。

 しかし、一度乱れた投球バランスはすぐには修正できない。3人目の右打者ウィットコムにもボールが先行し、フルカウントから3者連続の四球。1死満塁の大ピンチを背負った。

 乱調はさらに続く。右打ちの4番プライスには初球の150キロ直球が内角高めに抜ける暴投で2点目を献上。1死二、三塁から2球目のスイーパーも暴投となり、さらに追加点。1死三塁から中犠飛で4点目を失い、自身に3失点がついた。5人目の打者にも4球連続ボール。まさに独り相撲。スタンドのざわめきは止まらなかった。  

 ラッセル監督が我慢の限界に達してベンチからマウンドに向かう。スタンドからねぎらいの拍手を受けた藤浪はうつむきながらベンチに下がった。

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