ドジャースは『悪の帝国』戦力格差広がる超積極補強に「ドジャースファン以外応援することはない」米USAトゥデー報じる
米メディアが佐々木朗希投手(23)の争奪戦を制したドジャースの積極的な戦力補強を巡って、皮肉交じりに報じている。全国紙USAトゥデー(電子版)は「ドジャースが新たな『悪の帝国』としての地位を揺るぎなくした」との見出しで、名物記者の記事を掲載した。
ドジャースは今オフも実力者と次々と契約している。サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を2度受賞した先発左腕スネル(ジャイアンツからFA)を獲得。同紙は先発陣の充実ぶりについて「歴史上で最も層が厚く、才能豊かなローテーションになるかもしれない」と伝えた。
また、プレーオフで大谷を4打席4三振に封じた救援左腕スコット(パドレスからFA)と契約。パドレス時代の19年はナ・リーグのセーブ王に輝き、昨季は33セーブを挙げた右腕イェーツ(レンジャーズからFA)とも基本合意に達したと報じられている。
大谷と山本を獲得して迎えた24年は、4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。大谷、ベッツ、フリーマンの「MVPトリオ」らを擁しながら、今オフの補強はまたしても「独り勝ち」の状態。戦力格差の広がりに批判的な見方も出ている。米経済誌フォーブス(電子版)は「これだけ層の厚いチームをつくっても、ドジャースファン以外が応援することはないだろう」と指摘した。





