佐々木朗希 ドジャース決着の裏に大谷翔平の尽力 豪華食事会「先導役」最終面談にMVPトリオ参加

 ドジャースの大谷翔平選手(30)が、ロッテからポスティングシステムを利用して米大リーグ入りを目指していた佐々木朗希投手(23)の獲得に尽力したと18日(日本時間19日)、米スポーツサイト「アスレチック」が伝えた。昨季のワールドシリーズ(WS)制覇に貢献した主力が集結した最終面談で、佐々木と球団の“橋渡し役”となったという。2年連続メジャーMVPは、次世代のスター候補の獲得交渉でも存在感を発揮した。

 米国でも大きな話題となった佐々木のドジャース入団表明から一夜明け。米スポーツサイト「アスレチック」が、メジャー30球団のうち20球団が興味を示した最速165キロ右腕争奪戦の舞台裏を報じた。

 佐々木は昨年12月の「1次面談」に応じた球団に対して、事前に「(昨季は)自分の球速がなぜ落ちたのか」と「宿題」を与え、分析を求めたという。その結果、1月の最終面談にはドジャース、パドレス、ブルージェイズが進んだ。

 ド軍の最終面談は14日に行われた。会場は本拠地のドジャースタジアムが改修工事中だったため、球団の共同オーナーの自宅。大谷、ベッツ、フリーマンの「MVPトリオ」に加え、正捕手・スミス、中堅手・エドマンと、昨季のWS制覇に貢献した豪華なメンバーが参加した。

 ソファに座って和やかな雰囲気で会話が進み、ワールドチャンピオンとなった選手の生活ぶりが話題に。すし職人を雇って食事が振る舞われ、同席しなかった選手がチームメートになることを熱望するメッセージ映像も流された。同サイトは関係者の話として「彼(大谷)は佐々木を獲得するための先導役を務めていた」と記した。

 MLB関係者によると、パドレスはドジャースの650万ドル(約10億1400万円)を上回る契約金1000万ドル(約15億6000万円)を提示。最終面談はダルビッシュや主砲のマチャドも参加した。それでも佐々木にとって、自身と同じく高卒5年目のオフにメジャーへ挑戦した大谷の存在は大きかったようだ。

 また、同サイトは17日朝には佐々木の代理人が3球団に入団先の発表方法を伝えたが、大谷は佐々木が自身のインスタグラムで契約合意を発表する数分前に、球団関係者に向けて「WE GOT HIM(彼を獲得した)」とのショートメッセージを送ったとのエピソードも紹介した。

 昨年12月10日の交渉解禁から39日目。ようやく決着がついた“朗希争奪戦”でも、大谷は価値ある働きを見せていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス