大谷翔平、山本由伸両投手に新たに佐々木朗希投手を加えたドジャースが、パドレスからＦＡになっていた救援左腕のタナー・スコット投手と４年７２００万ドル（約１１２億３０００万円）で合意した、と１９日（日本時間２０日）、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。

　スコットは１７年にオリオールズでメジャーデビューし、２２年から昨季途中まで所属したマーリンズでは抑えとして活躍。昨季はマーリンズとパドレスで計７２登板、９勝６敗２２セーブ、１１ホールド、防御率１・７５の好成績を残した。ドジャース・大谷の“天敵”として知られており、昨季のプレーオフでは４打席４奪三振と完封。通算でも９打数１安打と圧倒している。メジャー８年の通算成績は３８３登板、３１勝２４敗５５セーブ。

　米報道によると、スコットの１年平均年俸１８００万ドル（約２８億円）は救援投手の中では史上３番目の高額。契約の内訳は契約金２０００万ドル（約３１億２０００万円）で、残り５２００万ドル（約８１億１０００万円）のうち２１００万ドル（約３２億８０００万円）が契約満了後に分割後払いされるという。

　ドジャースは近年、大谷やベッツら、多数の選手と分割後払いの条件で合意。米報道によると、スコットを含む８選手の合計金額は１０億ドルの大台を突破し、１０億４５００万ドル（約１６３０億円）となった。

▽ドジャースの分割後払いの金額

大谷（二刀流）　１０年７億ドル契約のうち６億８０００万ドル

ベッツ（外野手）　１２年３億６５００万ドル契約のうち１億１５００万ドル

フリーマン（内野手）　６年１億６２００万ドル契約のうち５７００万ドル

スミス（捕手）　１０年１億４０００万ドル契約のうち５０００万ドル

エドマン（内外野）　５年７５００万ドル契約のうち２５００万ドル

スネル（先発）　５年１億７２００万ドル契約のうち６６００万ドル

Ｔ・ヘルナンデス（外野手）　

単年２３５０万ドル契約（２４年）のうち８００万ドル

３年６６００万ドル契約（２５-２７年）のうち２３００万ドル

スコット（救援）　４年７２００万ドル契約のうち２１００万ドル