大谷翔平、右肘じん帯損傷のまま打者でメッツ戦スタメン出場見込み 千賀とメジャー初対決へ 米報道

 前日に右肘じん帯損傷が判明し、投手としては今季絶望が発表されたエンゼルスの大谷翔平投手がチームに帯同し、あす25日(日本時間26日)に敵地ニューヨークで行われるメッツ戦にスタメン出場する見込み、と24日(同25日)、米スポーツ専門局、ESPN電子版が関係者の話として伝えた。

 大谷は前日に本拠地で行われたレッズとのダブルヘッダー第1戦に投打同時出場。中13日となったマウンドは二回途中、26球で緊急降板し、三回の打席で代打を送られた。球団は交代理由を「腕の疲労」と発表したが、精密検査の結果、右肘じん帯に損傷が判明した。

 同投手は検査結果を知らされた後も志願して第2試合に指名打者で出場。五回の打席では右翼線の打球に快足を飛ばして二塁打を記録した。試合後は取材に応じる機会はなかった。

 試合後に会見を行ったミナシアンGMは大谷の右肘じん帯の損傷を明らかにするとともに「今季残り試合は投げない」と投手・大谷の今季絶望を発表。損傷の度合いなどの詳細は「現時点では分からない」と話すにとどめ、手術に関しても「セカンドオピニオンを聞いて判断する」と説明した。

 大谷はメジャー1年目の18年にも右肘を痛め、同年9月5日にじん帯の損傷が判明。しかし、スイングに支障がないとの判断から指名打者として出場を継続し、シーズン最後の23試合で打率・313、6本塁打、17打点、OPS・991をマーク。最終戦翌日の10月1日に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。

 ここまで投打同出場23試合を含む126試合でプレーしている大谷は、両リーグ最多の44本塁打、ア・リーグ3位の打率・304&91打点、同1位の97得点、17盗塁を記録。出塁率・405、長打率・664でもリーグ1位の数字を残しており、MVPや打撃タイトルのレースの行方が注目されている。

 メッツはあす25日の試合でメジャー1年目の千賀が先発登板する予定。ここまでローテーションの柱として10勝、防御率3・19と好投している右腕と大谷のメジャー初対決が実現する。

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