米大リーグの公式ツイッターは１９日（日本時間２０日）、来年３月に開催される第５回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）にサイ・ヤング（最優秀投手）賞３回を誇るドジャースのクレイトン・カーショー投手（３４）が米国代表として出場すると発表した。

　カーショーは０８年のメジャーデビューから今季までドジャース一筋１５年のレジェンド。通算成績は１９７勝８７敗、防御率２・４８で１１年には最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の３冠を達成し、サイ・ヤング賞を受賞。１４年には投手２冠のほか、ＭＶＰとサイ・ヤング賞のＷ獲りの快挙を成し遂げている。今季はけがに見舞われながら２２試合に登板し、１２勝３敗、防御率２・２８の好成績を挙げた。

　米国代表は１７年の前回大会で初優勝。カーショーの参戦で先発投手は１０人となり、侍ジャパン以来となる大会連覇に向けて着々とチームづくりを進めている。

◆出場が発表されている米国代表選手の今季成績と主なタイトル　※ＧＧ＝ゴールドグラブ、ＳＳ＝シルバースラッガー（ＮＰＢのベストナインに相当）

先発投手（１０人）

クレイトン・カーショー（ドジャース）１２勝３敗、防御率２・２８／ＭＶＰ１回、サイ・ヤング（最優秀投手）賞３回、最多勝３回、最優秀防御率５回、最多奪三振３回、球宴９回、ＧＧ１回／通算１９７勝

マイルズ・マイコラス（カージナルス）１２勝１３敗、防御率３・２９／最多勝１回、球宴２回

ランス・リン（ホワイトソックス）８勝７敗、防御率３・９９／通算１２３勝

ローガン・ウェブ（ジャイアンツ）１５勝９敗、防御率２・９０

ブレイディ・シンガー（ロイヤルズ）１０勝５敗、防御率３・２３

カイル・フリーランド（ロッキーズ）９勝１１敗、防御率４・５３／１８年１７勝

メリル・ケリー（ダイヤモンドバックス）１３勝８敗、防御率３・９６

ネストル・コルテス（ヤンキース）１２勝４敗、防御率２・４４

アダム・ウェインライト（カージナルス）１１勝１２敗、防御率３・７１／最多勝２回、ＧＧ２回／通算１９５勝

ネイサン・イオバルディ（レッドソックスＦＡ）６勝３敗、防御率３・８７

捕手

ＪＴ・リアルミュート（フィリーズ）打率・２７６、２２本塁打、８４打点／ＧＧ２回、ＳＳ３回、球宴３回

ウィル・スミス（ドジャース）打率・２６０、２４本塁打、８７打点

一塁

ポール・ゴールドシュミット（カージナルス）打率・３１７、３５本塁打、１１５打点／ＭＶＰ１回、本塁打王１回、打点王１回、ＧＧ４回、ＳＳ５回、球宴７回

ピート・アロンソ（メッツ）打率・２７１、４０本塁打、１３１打点／本塁打王１回、球宴２回

二塁

トレバー・ストーリー（レッドソックス）打率・２３８、１６本塁打、６６打点、１１盗塁／盗塁王１回、ＳＳ２回、球宴２回

三塁

ノーラン・アレナド（カージナルス）打率・２９３、３０本塁打、１０３打点／本塁打王３回、打点王２回、ＧＧ１０回、ＳＳ５回、球宴７回

ボビー・ウィット（ロイヤルズ）打率・２５４、２０本塁打、８０打点、３０盗塁

遊撃

トレイ・ターナー（フィリーズ）打率・２９８，２１本塁打、１００打点、２７盗塁／首位打者１回、最多盗塁２回、ＳＳ１回、球宴２回ティム・アンダーソン（ホワイトソックス）打率・３０１、６本塁打、２５打点、１３盗塁／首位打者１回、ＳＳ、球宴２回

外野

マイク・トラウト（エンゼルス）打率・２８３、４０本塁打、８０打点／ＭＶＰ３回、打点王１回、盗塁王１回、ＳＳ９回、球宴１０回

ムーキー・ベッツ（ドジャース）打率・２６９、３５本塁打、８２打点、１２盗塁、１１７得点／ＭＶＰ１回、首位打者１回、ＧＧ６回、ＳＳ５回、球宴６回

セドリック・ムリンス（オリオールズ）打率・２５８、１６本塁打、６４打点、３４盗塁／ＳＳ１回、球宴１回

カイル・タッカー（アストロズ）打率・２５７、３０本塁打、１０７打点／ＧＧ１回、球宴１回

カイル・シュワーバー（フィリーズ）打率・２１８、４６本塁打、９４打点／最多本塁打１回、ＳＳ１回、球宴２回

救援投手（７人）

デービッド・ベドナー（パイレーツ）４５試合３勝４敗１９セーブ、防御率２・６１

ディロン・テート（オリオールズ）６７試合４勝４敗５セーブ、防御率３・０５

デビン・ウィリアムズ（ブルワーズ）６５試合６勝４敗１５セーブ、防御率１・９３

ライアン・プレスリー（アストロズ）５０試合３勝３敗３３セーブ、防御率２・９８

ニック・マルティネス（パドレス）４７試合４勝４敗３セーブ、防御率３・４７

ダニエル・バード（ロッキーズ）５７試合６勝４敗３４セーブ、防御率１・７９

アダム・オッタビーノ（メッツＦＡ）６６試合、６勝３敗３セーブ、防御率２・０６