大谷 正真“翔”銘打!自称“米国のショウヘイ”撃ち 飛距離112・5mフェン直二塁打

 試合前のフィールドでキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
 8回、外野手フィリップス(手前)から右翼フェンス直撃の二塁打を放つ大谷(共同)
 試合前のフィールド行われた大谷のMVP受賞記念式典(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス12-0レイズ」(10日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は10日(日本時間11日)、アナハイムでのレイズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、5打数2安打だった。試合は12-0で大勝して3連勝。八回にMLB通算100号かと思われるフェンス直撃の二塁打を放ち、野手ながら登板した自称“米国のショウヘイ”・フィリップスは誇らしげに打たれたことを振り返った。

 10点リードの八回の打席。エンゼルスの大谷が右翼フェンス直撃の二塁打を放った。飛距離112・5メートルの強烈な一打。もう一伸びすればメジャー通算100号という大きな当たりだった。

 「すごく楽しみにしていた対決。米国のショウヘイ対日本のショウヘイだ」。試合後にそう話したのは八回から登板したレイズの右翼・フィリップスだ。今季2度目のマウンド。二刀流に尊敬の念を抱く同じ27歳はヒルマン元日本ハム監督の娘と結婚した親日家でもある。

 時速88キロの超遅球で大谷を戸惑わせた右腕は「非常にパワーのある選手だと聞いていた。でも今日の打球はフェンス直撃だった。もう少し筋トレが必要なんじゃないかな」とジョーク。「もし速球を投げていたら三振していたかも。そしたら日本のファンは僕に腹を立ててるだろう。二塁打でみんながハッピーになった」。その言葉は大谷愛にあふれていた。

 試合は、エ軍の22歳左腕デトマーズが球団史上12度目となるノーヒットノーランを達成。球団史に残る試合で大谷は2戦連続マルチ安打を記録し、八回には右打者でありながら左打席に立ったレンドンの4号2ランをお膳立て。偉業の瞬間、ベンチからフィールドに飛び出し、満面笑みで仲間たちと喜びを分かち合った。

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