「エンゼルス１２－０レイズ」（１０日、アナハイム）

　エンゼルスのリード・デトマ－ズ投手（２２）がノーヒットノーランを達成した。

　チームは３回までの打線が爆発し８得点。大量援護を得た昨年８月にメジャーデビューを果たしたばかりの２２歳は伸びのある直球と切れ味鋭い変化球を武器にレイズ打線から凡打の山を築いていった。九回も三者凡退で終わらせた。九回１０８球、奪った三振は２つだった。試合後のフィールドインタビューでは「頭が真っ白になった。本当にみんなが素晴らしいバッティングをしてくれたし、守備もしてくれた。本当に感謝している」と、語った。

　デトマ－ズは２０年にドラフト１巡目全体１０位で指名された逸材。試合後、ナインはデトマ－ズのもとに駆け寄り、歓喜の輪が広がった。大谷も満面の笑みで抱擁を交わした。