エンゼルス・大谷 イチロー氏の金言胸に「時間を大事にしながらやりたい」
米大リーグ機構(MLB)は18日、両リーグの最優秀選手(MVP)を発表し、ア・リーグは投打の二刀流で歴史に残る活躍を見せたエンゼルス・大谷翔平投手(27)が満票で初受賞した。日本選手では01年のイチロー(マリナーズ)以来、20年ぶり2人目。
日本選手では01年のイチロー氏以来となるMVP獲得となった大谷。今季最終戦後には同氏からこんな金言を贈られている。
「アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできる間にしかできない。21年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていってほしい」
自身はイチロー氏のMVP獲得などを見て米大リーグに憧れを抱いており、レジェンドの言葉に感謝。さらに自分なりの解釈を説明した。
「『無理』というのは、『けがをするまでやりなさい』という意味ではないと思います。いいパフォーマンスを保てる時期はそう長くはない。タイムリミットは毎年近づいていますし、自分の能力を伸ばせる時間はそんなに多くはない。そういう意味だと捉えて、時間を大事にしながらやりたい」。偉大な先輩の言葉が、モチベーションの一つとなっていることを明かした。