大谷 日米初3被弾 ルース生誕地で投打不完全燃焼「やっぱり、悔しいかな」
「オリオールズ10-6エンゼルス」(25日、ボルティモア)
球数重視の投球が裏目に出た。初回、先頭と4番にソロを許し、四回には2ランを浴びた。エンゼルス・大谷が日米初の1試合3被弾。いずれも球速を抑えた最初のストライク直球を痛打された。
「全体的にそんなに悪くはなかった。長い回を投げたい気持ちと、向こうの積極的な打撃がかみ合った」
高温多湿の敵地で投打同時出場。六回の打席でこの日3つ目の三振を喫した後に降板を告げられた。5回84球、4失点。マドン監督は疲労を考慮したと説明したが、大谷は「あそこから(調子を)上げて、あと2、3回抑えたいぐらいの気持ち。(降板は)全く予想していなかった。やっぱり、悔しいかな」と本音を漏らした。
味方打線の援護を受けて2点リードの状況で交代。しかし、救援陣が19連敗中の敵軍打線に屈し、9勝目は消えた。
100年前に二刀流としても活躍したベーブ・ルースの生誕地での試合。2桁勝利王手はならず、打席でも無安打に終わった。不完全燃焼。この日の悔しさを明日への糧にする。