大谷翔平、投手で米最多3被弾&打者で3三振 オ軍は20連敗阻止

 4回、スチュワート(左)に2ランを浴びたエンゼルス・大谷=ボルティモア(共同)
 1回、ムリンス(奥)に先頭打者本塁打を浴びたエンゼルス・大谷=ボルティモア(共同)
 1回、空振り三振に倒れたエンゼルス・大谷=ボルティモア(ゲッティ=共同)
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 「オリオールズ10-6エンゼルス」(25日、ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・投手」で投打同時出場。投手では米移籍後自己最多となる3本の本塁打を浴びるなど、5回5安打4失点、無四球、奪三振7で勝敗つかず。9勝目の権利をもって降板したが、救援陣が崩れた。防御率3・00。打者では4打数無安打3三振。今季13度目の1試合3三振で打率を・267とした。オリオールズは逆転勝利で連敗を19で止めた。

 12登板連続、今季16度目の投打同時出場。敵地で自身8連勝、9勝目を期してマウンドに立った大谷だったが、初回、先頭マリンズへの初球を中堅席へ運ばれると、2死から4番サンタンダーには右翼席へ打ち込まれる。打たれた球種はいずれも150キロ直球。メジャー31登板目で初のマルチ被弾だった。

 二回は三者凡退、三回には2者連続三振を奪うなど、立ち直ったかに見えたが、四回に先頭を右前打で出すと、5番スチュワートには初球を左中間席へ2ラン本塁打。球種はまたしても直球だった。

 しかし、味方打線が奮起。2点を追う二回に新人マーシュの2点適時打で追いつくと、同点の四回には3番ウォルシュが7月7日以来となる23号ソロで勝ち越し。マーシュのメジャー1号3ランでリードを広げた。

 この日の大谷は打席でも精彩を欠いた。プレーボール直後の打席はカウント1-2から外角高めのボール球を追いかけて空振り三振。三回は内角低めのカーブにバットが空を切る。四回1死一塁の場面は積極打法で初球を捉えるもゴロ打球は一塁手の正面。六回の打席で3つ目の空振り三振を喫したところでお役御免。5回4失点で7月6日のレッドソックス戦から続いていた連続クオリティースタート(6回以上、3自責以下)は6でストップした。

 大谷は9勝目の権利を持って降板。勝利のバトンを救援陣に託したが、七回に1点差に詰め寄られると、八回には新加入の右腕ペトリッカが押し出し四球で同点にされ、さらに2点適時打などで勝ち越しを許した。

 オリオールズは3日のヤンキース戦から続いていた連敗を19で止めた。

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