米大リーグ機構（ＭＬＢ）は２１日（日本時間２２日）、第１２週（１４～２０日）の週間ＭＶＰを発表し、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手（２６）が、ナ・リーグはナショナルズのカイル・シュワバー外野手（２８）が選出された。

　１８年４月、９月に続いて３度目の受賞。２３日（同２４日）のジャイアンツ戦に中５日で先発を予定している大谷は球団を通じて「とても光栄です。今週も選ばれるように頑張りたいと思います」とコメントした。

　第１２週の大谷は打者で１７日の投打同時出場を含む７試合に出場し、打率・２９６（２７打数８安打）、６本塁打、９打点、１盗塁、出塁率・３８７、長打率・９６３、ＯＰＳ１・３５０をマーク。投げては６回１失点、奪三振５でシーズン３勝目を手にした。

　投打で通算７０本塁打＆同１３９奪三振は、ベーブ・ルース（７１４本、５０１奪三振）、リック・アンキール（７６本、２６９奪三振）、ジョニー・リンデル（７２本、１４６奪三振）に次いで史上４人目。

　前日２０日のタイガース戦では今季２度目の３戦連発で自己最多を更新する２３号を記録し、メジャートップのゲレロ（ブルージェイズ）に並んだ。打点（５４）でもリーグ３位につけている。試合後の会見でマドン監督は笑みを浮かべながら「信じられないほど素晴らしい。でしょ？見ていて本当に楽しい。今の彼は自信満々でプレーしている」と感嘆の声を上げた。

　また、この日はオールスター戦（７月１３日、デンバー）のファン投票第２回中間結果も発表され、日本選手で唯一ノミネートされている大谷は１週間で約６０万票を積み上げ、ア・リーグ指名打者部門で最多の１１７万４０６９票を獲得。２位マルティネス（レッドソックス）の２倍の得票数でその差を６４万票に広げた。

＜ア・リーグ＞

指名打者部門

（１）大谷翔平（エンゼルス）１１７万４０６９票

（２）ＪＤ・マルティネス（レッドソックス）５３万６６０票

（３）ヨルダン・アルバレス（アストロズ）３５万６１８９票

捕手サルバドール・ペレス（ロイヤルズ）１３９万１５８６票

一塁ウラジミール・ゲレロ（ブルージェイズ）１７４万５１０５票

二塁マーカス・セミエン（ブルージェイズ）１１８万４３４６票

三塁ラファエル・ディバース（レッドソックス）９３万９１７４票

遊撃ザンダー・ボガーツ（レッドソックス）１００万６４０８票

外野（１）マイク・トラウト（エンゼルス）１３７万１００４票

（２）アーロン・ジャッジ（ヤンキース）１０３万１３９票

（３）バイロン・バクストン（ツインズ）７１万２７０票

＜ナ・リーグ＞

捕手バスター・ポージー（ジャイアンツ）１０７万９４５４票

一塁マックス・マンシー（ドジャース）８１万５０８１票

二塁オジー・アルビーズ（ブレーブス）５３万２７９４票

三塁クリス・ブライアント（カブス）１０３万３１８１票

遊撃フェルナンド・タティス（パドレス）１３２万６５０２票

外野（１）ロナルド・アクーニャ（ブレーブス）１５９万９８８５票

（２）ニック・カステヤノス（レッズ）１１６万８０８８票

（３）ジェシー・ウィンカー（レッズ）９６万８３３９票