大リーグ開幕交渉「行き詰まり」 MLBが選手会114試合案を却下 米報道

 新型コロナウイルスの感染拡大により7月上旬の開幕を目指す大リーグ機構(MLB)と選手会の協議が行き詰っている、と3日(日本時間4日)、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が伝えた。

 同サイトによると、MLBはこの日、選手会が要求した114試合実施、試合数に比例した年俸などの案を却下。現時点でMLBが対案を提示する予定はなく、「2020年シーズン開幕に向けた話し合いは再び行き詰っている」と伝えた。

 MLBはメジャー全球団のオーナーの承認を得て7月上旬開幕、無観客82試合実施、年俸スライド制などの案を選手会に提示した。しかし、一部の高額年俸選手の年俸が最大75%削減されるなど、大幅な減俸につながることから選手会は難色。対案として6月30日開幕、114試合実施、年俸は3月下旬に双方が合意した“日割り制”などを要求したという。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、MLBとオーナー陣は現在、選手会の要求どおり、年俸の“日割り”を認め、試合数を約50試合まで減らす案を検討中。通常162試合のシーズンを3分の1以下にすることで年俸総額も3分の1以下の削減につながり、高年俸選手にとって不公平だった減俸率も全選手一律となる。ただし、114試合実施の場合、選手が手にする年俸はフルシーズンの70・3%だが、50試合の場合は30・8%となり、実際に提示されれば、選手会の反発が予想される。

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